海水魚のトリートメントタンク作成と水合わせ方法【薬浴編】

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ハナビラクマノミ超アップ

こんにちはハナビラクマノミです

このハナビラクマノミ(別水槽住まい)は臆病ですがとてもきれいなお魚です

クマノミの仲間では珍しい薄いピンクっぽい体色と、首回り…(;・∀・)首回り?の白いラインが特徴的ですね

胴体の胸の辺りにぼーっと白い汚れは水槽手前の塩汚れが!拭いておけば良かった( ;´Д`)

では起き海(おきうみ)!いってみましょー

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海水魚の水合わせトリートメント②

前置き

前回の起き海は購入したお魚を飼育水槽に浮かばせたままの状態で終わるという

カクレ先生

・・・シュールな幕引きじゃったな。

書いている途中でなんとなく、「これって思った以上に長くなるのでは?」

なんてことを考えて、ひとまずここで区切りをつけたほうがいいな(。-`ω-)と判断

その①とか②とか、段階を踏んでお送りしようと・・・このようになりました

始めたばかりでまだブログの作成がうまくいかず、イメージはあるんですが「こう説明したい!けど難しい」ってなってますね

上手に表現ができる日はやってくるのかなぁ(ーー;)

今書いているのはあくまで、立ち上げたばかりの水槽に初めての魚を入れる水合わせ方法です

いずれ本水槽(飼育水槽)に入れる生体の水合わせ!とかも紹介します

前置きはさておき(◎_◎;)!

画像でイメージ

用意も出来たのでトリートメントタンクを作っていきます

今度は画像をフルに使用してお話するのがベストなのですが、実際の写真は撮っておりませんでしたので(;´・ω・)

用具だけを使ってイメージ写真を作ってこようと思います

ズタボロ→(ノД`)・゜・。作ってきました

ホントにこの書いてる途中で作ってきたんですよ(ToT)結構な時間かかったから信じてほしい

笑顔の貝のキャラクター
しったか貝

この人ホントに作ってたよー!

ここからイメージ写真の画像です

今回主役の・・・

途中までイルカと思ってましたが(;・∀・)

困った顔の貝のキャラクター
しったか貝

いや違うよね。

(∩´∀`)∩主役の「シャチ君です」

うちの子供のおもちゃなんですが他に海の生物が見あたらなかったので、「購入した魚役」に抜擢しました

不備と部品の説明

まずはガラス水槽を置いて外掛けフィルターを縁にかけます

いろいろおかしい(;´・ω・)

こちらの水槽マックスで約7ℓ、これに見合う外掛けフィルターを探してみたのですが

見つからなかった(・_・;)

はてなマークの貝のキャラ
しったか貝

はぁ!?

とりあえず大きめの外掛けフィルターをセットしたら、ストレーナー(吸い込み口)が底につかえて斜めになりました

空の水槽にテトラ外掛けフィルターが掛かってる

外しても水を吸い込みますが、生きている魚を入れない今回のみのパターンです

ストレーナーとは濾す(こす)器具で、ストレーナーのスリットを通過出来ないゴミなんかはフィルターを通さないように受け止めます

ということはストレーナーを外すと、スリット幅以上の異物が吸い込まれてしまうおそれが出てきますね

製品の故障にもつながったり、小さい魚などは吸い込まれてしまいますので

皆様は真似しないようにお願いします

テトラの外掛けフィルターに紛失部品を絵で装飾

他になんか増えてる

ではこのように絵を付け足したイメージ画像を使います(^-^;・・・ストレーナー以外になんか増えてますがわかりましたか?

外掛けフィルター本体の底面部に増えたものは、垂直調節レバーというものでやはり必要なものです

この外掛けフィルターは水を吸い込み、本体部分に溜めながらろ材を通過させ、水槽にまた水を戻すという循環をしてます

水槽の設置面に対し垂直でないと、フィルター内の水は背面や横面に傾き水漏れの原因になるんです

垂直調節レバーもしっかり着けましょう(^^;)私も後で探しときます

トリートメントタンク作り

海水も入れずに外掛けフィルターを掛けたのは

水槽内給水最低水位を色テープで水槽外壁にマーキング

水槽のどこまで海水を入れたらいいかを、一見してわかるようマーキングするためです

外掛けフィルターを設置したまま海水を注いでもいいのですが、海水を入れる際にぶつけてこぼしてはいけませんので

私の場合マスキングテープを最低水位線と同じ高さに貼ったら、フィルターは一旦外して横にでも置いておきます

水槽外壁部に色テープで最高水位線のマーキング

こちらにもマスキングテープを貼りました

以前は最高水位線のシールがあったのですが、何度も洗っているうちに取れてしまったようで

これはその代わりです

人工海水が入ったガラス水槽

本水槽が溢れないよう、生体入りビニールを浮かべる前に抜いた人口海水を交えて説明します

浮かべる前に抜く海水をトリートメント水槽に入れる海水をとして

本水槽→を抜く→生体入りビニールを浮かべる→30分以上経過→を抜く→を戻す

それがこの画像の状態ですが、分の人工海水は後で新たに作って本水槽に足すのを忘れないようにします

「なぜ海水をそのままトリートメントに使用しないの?」という疑問もあるかと思います

“水温と室温がほぼ一緒”であるならをそのまま使用していいのかもしれません

ですが”ヒーターを使っているクーラーを使っている“となるとほとんどの場合水温と室温は同じにはなりません

魚の水温1度の違いは人間の気温10度の違い、生体への負担が軽いのは温度差が少ない方です

カクレ先生

生体の安全が第一ということじゃな。

抜いて30分以上経過し室温に傾いた海水よりも、より近しい水温を使用する方が安全ということです

観賞魚薬品グリーンFゴールド顆粒

グリーンFゴールド顆粒の用意をします

使用量は規定量の半分です

グリーンFゴールド顆粒添付文書の抜粋

現在トリートメント水槽には人工海水が6ℓ入っています

32~40ℓなら6の倍数である36ℓが丁度半分の位置にあたるので、36ℓ当たり1gと決めます

グリーンFゴールド顆粒1包2gを紙の上に開けた

1包開けましたが・・・

箱にも表示がありましたこの薬品、1包に2g入っているので1gに分けます

薬品が乗っている紙の右上側にもう一枚斜めに重なった紙は、顆粒を分けるのに使います

GFG顆粒2gが紙の上で2等分してある

おおよそですよ

完璧には分けられません(^^;)ですからだいたいです

片方を出した袋に戻します

GFG顆粒を紙の上に1g残してある

これが1gです

紙に残したこの量が約1gで、先ほど決めた36ℓでの使用量です

ということは今回6ℓ分使用するので1/6だから6等分します

紙の上のGFG顆粒1gを6等分した

6つに分けたうちのひと山が6ℓの規定量です

そして規定量の半分が6ℓ人工海水での使用量です

紙の上のGFG顆粒6分の1がさらに半分になっている

やっと1回分取りましたが、その度にこの作業を行うのは大変

薬品サジに加工したストロー

ストローで作りましたが反対の吸い込み口はテープで穴を塞いであります(薬品吸い込み防止のため)

茶さじなどを薬品専用にして使うのもOKです

次回からはだいたいこの量でとすぐに作れます

これが割と溶けにくいので、小瓶などにトリートメント水槽の海水をすくい

小瓶の人工海水に薬品が溶かしてある

粉の部分をトントン潰しながらよーく混ぜて溶かします

やはり薬品を使っているのでこういった容器も薬品用にして別に保管がよいです

GFG顆粒の開けた袋が輪ゴムで閉じてある

紙の上に残った薬品も袋に戻し、箱の中に粉をまき散らせないよう輪ゴムでとめます

GFG顆粒を規定量の半分混ぜたガラス水槽の人工海水

薬品を溶かしたビンの海水を戻して混ぜました

机や周りの色で黄色見が浮き立ちませんが、肉眼では海水が黄色を帯びています

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トリートメント水槽にエアレーションをかけている

エアレーションをセット

トリートメント水槽に外掛けフィルターをセット

外掛けフィルターをセット

画像左上にイメージのためクールファンを掛けましたが淡水用でした(笑)本来は海水用を掛けます

寒い時期は水槽用ヒーターを設置します

水温管理に水温計もセットします

これでトリートメントタンク完成ですね(≧▽≦)

水合わせ

生体(イメージ)入りビニール袋がバケツに入っている

温度合わせで本水槽に浮かばせていた生体入りビニール袋をバケツに取り出します

移動も水をこぼさないのでバケツはとっても便利です

海水魚(イメージ)入りビニールがトリートメント水槽に浮かんでいる

ビニール入りました~(≧▽≦)♪

この水位をみるとMaxの7ℓで、大きすぎる外掛けフィルターに引き込んだ水量を考えると、ビニールの水量は約1.5ℓでしょう

※その1.5ℓ分薬品が薄まりますが薬品は足さずに続行し、次回の換水では6ℓ海水のまま薬浴を行います

水量もちょうど良いですから、ここから海水同士を合わせていく作業ですね

取り出しましたるつまようじ、とがっていないほうでビニール袋の下側の横や底面に6~8か所穴をあけます

ビニール内のエアーを抑えすぎて出さないようにします

トリートメント水槽にようじ穴の開いた魚が入ったビニール袋が浮かんでいる

少しビニールがしなっとなりましたね(゚∀゚)この状態で30分~1時間置きます

その間にようじを刺した穴から別々の海水がゆっくり混ざり合っていきます

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浮かんでいるビニール袋のカット部分が黄色丸でピックアップされている

30分以上経過しました

魚も馴染んだみたいなのでいよいよ水槽内に!(・∀・)

画像中〇で囲んだビニールの角をカットするので、クルッと水槽内で回転させます

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ビニールが逆さに浮かび黄色のカットラインが記されている

生体がすんなり通れる幅の出口にしたいので、画像の黄色ラインあたりでカットします

ビニール袋を回転している

動かしながら撮ったのでブレました

カットした部分を下方向にゆっくり回転させます

出口が真下に来たら今度はビニールを水槽の真上方向に、海水を水槽内に置いてくる感じでゆっくり引き抜いていきます

魚(イメージ)をビニールから出した

しったか貝

無事にお魚さん入ったね!

カクレ先生

うまくいって何よりじゃの。

ビニール袋はグッショリ濡れてますから、慌てず先ほどのバケツへ入れます

手洗いも兼ねてバケツを洗いに、ビニール袋はさっとすすいで捨てます

薬品が付いているのでこの作業も大事です(^-^)

トリートメントの期間

エアレーションをしてると気泡が水面ではじけてしぶきになり、周囲に海水を飛ばしてしまいます

トリートメントタンク目前に人がパッと現れ魚が驚くなど、飛び跳ね事故も実際に起こるんです

本水槽はもちろんのこと、トリートメント水槽にもしっかりフタをして汚れや飛び跳ねの防止をしましょう

しったか貝

トリートメントはどの位やるの?

カクレ先生

その時の薬浴は1~2週間が多いと聞いちょるよ。

最短のほう”1週間は続けないとせっかく薬浴しているのに効果半減以下にしてしまう

理由は有害菌等が増えるサイクルに基づいていると言えますよね(*‘∀‘)

最長の2週間は生体に与えてしまう薬品によるダメージの限界、ととらえていただきたいと思います

トリートメントの全ての期間は生体の様子にもよりますが、私は8日~2週間ちょっとをみてます

せっかくの期間なのでこのトリートメント水槽の水温と比重を飼育水槽とほとんど変わらないようにキープしていきます

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トリートメント水槽の魚(イメージ)の超至近距離

これ近っ( ゚Д゚)!!

トリートメントタンクに小さめのガラス水槽をオススメする訳は、この画像でお解りかと|д゚)

しっかりとお魚を観察できるストレスフリーの超ショートレンジっ(;゚Д゚)!!!

カクレ先生

お前さんがストレスフリーなのじゃろ?

えー・・・あとはローコスト、水換えのしやすさなどが挙げられます(; ・`д・´)

しったか貝

あ~、この人話そらしたー

アンモニア中毒にならないように

アンモニア中毒とは

アンモニア濃度の濃い海水に長い時間置かれた状況の魚が陥ってしまう中毒であり、内臓は毒素に壊されてしまいます(>_<)

海水の劣化も同時に起こっているので、毎日水換えをします

しったか貝

毎日してる人は素晴らしいねー!

私はどうしても1日置きを実践してしまい、個体の大きさにもよりますが”1匹なら今回の水槽で、2匹なら30cm規格水槽”と決めています

そして使う水槽の最大水量で、しっかりトリートメントの薬浴期間を遂行します(´▽`)

一般的にトリートメントの期間にエサを与えないようにするのは、極力アンモニアを水中に増やさない事を目的とし

換水(かんすい)することでアンモニア中毒を回避するんです(; ・`д・´)))ウンウン

次回はトリートメント③薬浴時の換水をお話したいと思います

では今回も起き海ありがとうございました

 

トリートメント
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起きたら海まで十数秒
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