こんにちは管理人です(・∀・)ノ♪
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このブログを作成することで私自身も日々いろいろと勉強でき、海の生き物のおかげだな~と痛感しております
文章の表現力はなかなか上がったりしませんが(・∀・;)
ちなみにトリートメントタンクとはトリートメントをする水槽でして
タンクとは主に液体その他を保存、運搬、その他のための容器のこと
前回はかっこいいかなとトリートメントタンクと言いましたが
わかりやすくトリートメント水槽でいきます
今回も起き海!お願いします(´▽`*)
トリートメント③
換水(かんすい)とは
前回の続きでトリートメントのお話だよー!
そして今回も生体の代わりにおもちゃのシャチ君に頑張ってもらい、イメージ画像でお送りします
海水魚を薬浴させたままほったらかしにはしません
アンモニア中毒や海水の劣化が隣り合わせの「そのままにしてはおけない状態」であるからです
換水(かんすい)とは飼育水槽の「汚れた」「古くなった」飼育水を交換することです
どんな換水をするの?
生体の体調を維持するため水換えを定期的に、それでも足りないときは回数を増やすなどして
飼育水量の一部分(通常は1/3)水換えを行うことを、「部分換水」と呼びます
“水槽をリセットしなければならない状態“
例えば、魚を死なせてしまうような強い感染力の病気が水槽内に蔓延!
そういった切迫した状況の水槽は、全ての飼育水を交換せざるを得ません
上記の限りではありませんが、全ての飼育水を換水することを「全換水」と呼んでいます
トリートメントの薬浴中の水換えはほぼ全換水
“そのままにしてはおけない状態”が、リセットしなければならない状態にあたるからです
(トリートメント)薬浴時の換水方法
私が実際に行っている、トリートメント期間に施す薬浴時の換水方法を紹介します
必要なもの~(≧▽≦)!
- 人工海水・プラ製のスプーン
- はかり・撹拌する棒・カルキ抜き
- 比重計・水換え用ポンプ・水温計
- プラケース小とあれば大・ラップ
- フキン数枚・古新聞・ティッシュ
- ゴム手袋・前回のGFG顆粒セット
- ろ過綿・バケツ×2・計量カップ
- エアレーションセット
スミマセン(/ω\)ホントに全部書いちゃいました
GFGはグリーンFゴールドの略じゃな。
用意し終わったところで、初めから順番に説明していきますね(^-^)
(ちなみに今回のイメージ画像では、グリーンFゴールド顆粒を溶かしませんでした^_^;前回は溶かした画像ですよ)
金属類は極力使わない
極力ですが、水槽用具に金属類を使用しないようにしています
海水に金属の成分が混入し、生体へ害を及ぼす可能性を最小にするためです
販売されている用具にプラ製品が多いのも生体への配慮なんですね
画像のものとも違いますが、サンゴ用のピンセットなどステンレスを使用しているものもあります
錆びにくいとはいえステンレスは錆びます(チタンは物凄く錆びないそうですが)
しかしそういった製品には、使用後すぐに水道水で洗い拭きとる注意書きがありますので、しっかり読んで使います
人工海水の用意
2個の10ℓバケツがたまたま半透明の白バケツと黄緑のバケツ、2色に分かれてますので色で呼ぶことにします
半透明の白バケツ
今回は飼育水槽の海水を抜いて使わないの~?
ああ使わんよ。理由は下記の二つじゃな。
1.生体がビニール袋に入ってないので温度合わせの方法が違う
2.これ以上飼育水槽のバクテリアを減らしたくない
バクテリアに関しては、海水中の浮遊量は微々たるもののようなんですがね ;^^)
白バケツに6ℓの人工海水を作っていきます
①はかりに計量カップを乗せ、人工海水の粉末をプラ製スプーンで使用量分入れます
プラ製スプーンはそのまま粉末の袋の上にしまいます(*’▽’)すぐに使えるようにです
画像では計量カップを使用していますが、生体に害のない器ならなんでもいいと思います
ですが計量カップは液体を注ぎやすい形状になってるし用途が広いので、一つは持っておくのをおすすめします
②白バケツに水道水を取り換える水量分入れていきますが、トリートメント水槽に指を浸してからだと大体の水温を感じ取れます
混合栓(水と湯を混合で出せ水栓)はそのまま調節ですが、なければポットの湯などで調節します
③あらかたトリートメント水槽の水温に近づいたら水温計で測り比べます(同じ~1度以内の差が望ましい)
④水温が整ったら敷いて置いた古新聞(床濡れ防止の敷物ならなんでも)の上に置きます
⑤そこへ計量カップの粉末とカルキ抜きを適量入れ、撹拌する棒で完全に溶けるまで混ぜます
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撹拌する棒は「細めの塩ビパイプ」とか「さいばし」とか使えますよ
⑥この人工海水をすくってグリーンFゴールド顆粒も小瓶に溶かしておきます
⑦そして白バケツにエアレーション(10分以上)をかけて、気泡の飛沫汚れ防止にラップをかけて置いておきます
比重を測る
①トリートメント水槽の比重を測っておきます(使用方法をよく読む)
水足しも行っておりますので1日置きといえど、そこまで比重の変化はみられませんがしっかり測ります
比重と塩分濃度とは少し違うもので、足し水についてもそれに関連性のある事ですから、また別の記事で説明したいと思っています
海水の比重が1.020~1.026が海水魚にとっての範囲で、海水魚のみの飼育ならその間で最適だと思う設定にすればいいのですが
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1.025を指してますね
サンゴは1.024~1.026(。-`ω-)サンゴと魚の水槽なので、このお魚さんにはその辺に慣れてもらってます
②比重の大きな差はやはり生体に良くないので、水槽側に作った人工海水を”水を足す塩を足す”で合わせていきましょう
古い薬浴水を抜く
①エアレーションの間トリートメント水槽の周辺に古新聞を敷き、電気関係を停止させてフタを外す
②古新聞の上に黄緑のバケツを置き、そこに外掛けフィルターの中の海水を入れ、そのままろ過綿も交換です
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説明書にも記載があるので、矢印辺りから流します
③流した部分をティッシュで拭いて、邪魔にならないよう古新聞の上に
④魚に注意し黄緑バケツに水換え用ポンプを使って、水量の2/3ぐらい薬浴水を抜きます
魚すくいはプラケース
プラケース小の正体
小さな虫かごです(・∀・)
角型ケースにふちは丸みをおびて使いやすさ抜群(^O^)でもフタは使いません
以下プラケースは”プラ小・大”と略します
①プラ大はあれば古新聞の上に用意します
②プラ小を持ってゆっくり薬浴水ごと魚をすくい取り、プラ大の中に置きます
③白バケツからエアレーションを抜きます
④プラ小の方に、ゆっくりエアレーションを沈めラップします
エアーチューブがプラ小のふちに乗っている部分
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⑤画像の用にラップを”チューブをつまむようにキュッ”と押さえれば、エアーも軽く抜けてバッチリ
プラ大は絶対必要?
絶対では無いがあると今後便利じゃよ。
エアレーションは抜いておき、ラップも必要分切っておけば対処は十分ですよ(´▽`)
また知っておいてほしい事があり、水槽の水を抜くことや魚をすくう行為は魚にとって脅威そのもの!
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異物が居住区に押し入ってくるだけで驚き、すくうために追われてパニック状態!
そんな時の魚は驚くほどのジャンプで飛び出し事故を起こします
プラ大を私が使ってる1番の理由は”飛び出し保険”だと考えます(^^;)入れ物の外も入れ物だから安心
あとは他にメリットが付いてった感じで、周囲濡れ防止や目を離せるとかその都度手を拭けるなど(゚∀゚)
どうして魚用ネットを使わないのか
普通の網だとやはり傷つくおそれがあり、鱗が傷つかないラバーネットもありますが、背びれや鰓のトゲなどは引っかかるかな?
決して製品の文句ではなく、そもそも魚を外気に触れさせたくないからです
薬浴水を入れ替える
①残りの薬浴水を水換え用ポンプで抜き、残り分はガラスケースを持って黄緑バケツに流します
②ガラスケースを水道水でよく洗浄し、拭きとってから元の位置に戻します
③白バケツに作った人工海水をガラスケースに入れ、溶かしてあった薬品を足して混ぜ合わせます
- 重いときは計量カップで何度か移す
- 家庭用バスポンプなどを専用で使用するのもあり
- フキンは薬品を拭く用と使い分ける
トリートメント水槽に魚を戻す
プラ小の水量を減らします
①プラ小のエアーを外す
②外した部分のラップを、魚が通過出来ないほどの隙間を開けて張り直す
③プラ小を少し浮かせて持ち、隙間に傾けて海水の半量をプラ大にそのまま流します
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隙間に指をあてがい、周りのラップからの漏れを他の指で押さえながら流すと簡単
(プラ大が無い場合は黄緑のバケツに流します)
トリートメント水槽に魚を戻します
①プラ小をトリートメント水槽の上まで移動しラップを外す
②プラ小の底面を水面に浸し、徐々に傾けながら起こす
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③魚が出れるように傾けます
入りました(´▽`)
④この時の入水量(およそでOK)をそのままプラ小ですくって、黄緑バケツに入れます
作業終了・あとがき
後処理で終了だねっ♪
①外掛けフィルターなど設置してあったものを水槽にセットし電気を点けます
②フタをして後片付けで終わりです
注)薬品の付着物は洗いや捨てるなどの処理を十分に行います
以上でトリートメント中の薬浴時の換水は完了です ^^) _旦~~
通常この作業は1時間以内に終わります
トリートメント用に全く同じガラス水槽を二つ買ってあったら、魚を待たせる時間を短縮出来るんですけどね
置き場所とか家族の視線が痛くて(; ゚Д゚)!
www!ブホッ!ゴホン!
次回はまさかのトリートメント第4弾だと思います、今回も起き海ありがとうございました