起き海(おきうみ)へようこそ!
管理人です(・∀・)ノ♪
サンゴはたくさんの種類があり、それぞれが種類別に分けられております
その他サンゴについての事を、私自身もおさらいしながら紹介しますね
起き海でサンゴを知ろう♪
珊瑚(サンゴ)は海の生き物です(^-^)
私は子供の頃「サンゴは宝石」ということだけ知っており、生き物でしかも動物だとは思ってもいませんでした(;・∀・)
刺胞動物門しほうどうぶつもん:クラゲ、イソギンチャク、サンゴなど
サンゴとサンゴ礁のビジュアルサイエンス―美しい海に生きるサンゴの不思議な生態を探る
サンゴは植物ではない
サンゴは褐虫藻〈かっちゅうそう〉という単細胞の植物プランクトンと共生関係(共に生きる・互いが助け合い生きる関係)にあり、サンゴ体内の触手の胃層〈いそう〉という組織に共生させています
互いの利益はいくつかありますが、サンゴのエネルギー源である炭素化合物と必須アミノ酸、酸素なども褐虫藻からもらいます
⇑たけまめさんによる写真ACからの写真
サンゴ自らプランクトンを捕食しエネルギーに変えたりしますが、上記の炭素化合物や酸素は褐虫藻の光合成による産物です
動物ですが植物のように光合成ができるので、サンゴを植物と考えてしまうのは無理もありません
造礁サンゴ
⇑sammitさんによる写真ACからの写真
珊瑚礁(サンゴ礁)という言葉を聞いたことやTVなどで見たことのある方は多く、イメージもできてしまう認知度の高いものと思いますが
造礁サンゴ〈ぞうしょうさんご〉という言葉はあまり聞きなじみがないですね(・_・;)
⇑ぱりゅーんさんによる写真ACからの写真
造礁サンゴとは先に説明しました褐虫藻と共生(細胞内での)していて、外骨格を石灰質の石(炭酸カルシウム)で形成しながら育つサンゴのこと
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⇑nobeziさんによる写真ACからの写真
サンゴ礁の構成主要生物はその造礁サンゴであり、実はマリンアクアリストの方々にとってはとても身近な存在”好日性ハードコーラル”もその仲間になります
造礁サンゴ以外は非造礁サンゴと言われており、ソフトコーラル・宝石サンゴなどは非造礁サンゴのようですね
宝石サンゴって何~?
深海に住んどる成長が非常にゆっくりなサンゴで、とても硬い緻密な骨格が宝石に加工できるんで宝石サンゴと言うんじゃよ
(;・∀・)あ…ありがとうございます…
造礁サンゴについては地球環境変動と造礁サンゴお勉強させていただきました_(._.)_
サンゴは種類も多く分類や生態も様々で、覚えるどころか調べることも難しいですね(^_^;)
とりあえずここでは造礁サンゴと非造礁サンゴと、大きく2つに分かれていることがわかりました
八放サンゴと六放サンゴ
初めにサンゴは刺胞動物門と書きましたが、刺胞動物門は約11,000種!
それを綱〈こう〉という分類に分けたものの中に花虫綱〈かちゅうこう〉というものがあり、サンゴはこの花虫綱に属しています
その花虫綱がさらに2つのグループに分けられたものが、八放サンゴ亜綱〈はっぽうさんごあこう〉と六放サンゴ亜綱〈ろっぽうさんごあこう〉なんです(;゚Д゚)
そ…そうなんだね
こちらのJCRSサンゴ礁Q&Aがわかりやすく詳しいです(^-^)お勉強させていただきました
サンゴの全てではありませんがこの2つの亜綱に分類され、サンゴの隔膜・触手の数で分けられます
八放サンゴは8本ですが、六放サンゴは6の倍数を基本としていて例外も多々あるので、見分けるといった意味では困難かと思いました
そしてまた亜綱が目〈もく〉とか科〈か〉や属〈ぞく〉などに細分化され、ようやく私達が飼育可能な流通している「知っているサンゴの名称」が出てきます(´▽`*)
好日性と陰日性
サンゴはこの好日性〈こうにちせい〉と陰日性〈いんにちせい〉に分けられています(学術的に分かれてはいません)
漢字を見て予想する”日を好むサンゴとそうではないサンゴ“と概ね理解していただいてよいと思いますよ(^-^)
造礁サンゴのくだりでも書きました好日性ハードコーラルもこの好日性サンゴですね
好日性サンゴは体内の褐虫藻と共生しており、褐虫藻の光合成により得たエネルギーのみで生命活動を維持・成長するものと、褐虫藻からのエネルギーに加えプランクトンを積極的に捕食し自らも栄養を得るタイプがいます
対して陰日性サンゴは褐虫藻を共生させず、プランクトンやその他小さな生物を捕食することでエネルギーを得るサンゴです(*‘∀‘)
光合成に頼らない陰日性サンゴは好日性サンゴよりも深い場所に生息しているので、飼育下では低温を維持し給餌も人の手で行う分、クーラーは必須で難易度の高い飼育を求められます
サンゴを上手く飼うための本―飼育環境・難易度別で理解するサンゴカタログ (エイムック 1479 コーラルフィッシュ別冊ムック)
ソフトコーラルとハードコーラル
生物分類学的にはソフトコーラルとハードコーラルなる単語は正式ではありませんが、このような呼び方で分けられています
ただ現在もなお未知の生物が多数存在する広大な海において、サンゴ類を刺胞動物という一つのカテゴリーにまとめたとしてもその数は多く、あらゆる角度から分類する単語は整理するうえでわかりやすくとても有効です
ソフトコーラルは石灰質の外骨格を持たず、細かい骨格は体内に保持するものの全体的に柔らかく、比較的には大きなポリプで形成され草花のように揺らめくタイプが多い
ハードコーラルは石灰質の外骨格を形成して成長し、動物・植物・鉱物といった性質を合わせもったユニークで綺麗な造礁サンゴの主力生物であり、より強い蛍光色をもつ種が多い
大筋でこれがソフトとハードの違いなのですが、これをさらに上記でお話した分類と合わせたものが
・好日性ソフトコーラル・陰日性ソフトコーラル
・好日性ハードコーラル・陰日性ハードコーラル
4つに分けられているんですね(・∀・)
造礁サンゴの多くは六放サンゴ亜綱イシサンゴ目に分類されるハードコーラルで、八放サンゴ亜綱のウミヅタ目やウミトサカ目(ハナヅタとかウミキノコ)などは主にソフトコーラルです
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このことから六放サンゴはハードコーラル、八放サンゴはソフトコーラルとしてしまえば難しい単語や呼称を使わなくてもよいのですが、六放サンゴにはおよそハードコーラルとは呼べない種がおり、八放サンゴにもとても硬い外骨格を持つ種がいるので、ソフト・ハードといった分別は分類学問上その分け方に沿う事は不可のようですね
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ちなみにイソギンチャクは刺胞動物門花虫綱六放サンゴ亜綱イソギンチャク目に属され、ソフトコーラルであるマメスナギンチャクは八放サンゴではなくやはり(ギンチャクつながり)六放サンゴ亜綱にあってスナギンチャク目!サンゴなのですがイソギンチャクの近縁種でも、よりイソギンチャクに近い生物なんです(゚∀゚)♪
LPSとSPS
これは好日性ハードコーラルを分けた呼び方なんです(≧▽≦)
LPSは(Large Polyp Stonycorals)
SPSは(Small Polyp Stonycorals)
ラージ(スモール)ポリプストーニーコーラルズですかね(;・∀・)カタカナで書くと…頭文字をとったアルファベットの略語です
一般的にはラージorスモールのポリプの大きさで分類されますが、数年前では両者にも分けられておかしくない種も混在し、こちらも個人で決定づけるには難しい分類ですので、マリンアクアリウム情報誌等や通販・ショップ等で判断し見分けたほうがよろしいかと思います
LPSにはキクメイシ・スコリミア・ハナガタサンゴ・ハナサンゴ・クサビライシなどが
SPSには代名詞とも言えるミドリイシ・ハナヤサイサンゴ・コモンサンゴなどがいます
そこが知りたい! サンゴ飼育完全マニュアル2017 (サクラムック)
RTNやSTN
RTN(Rapid Tissue Necrosis)
ラピッドティシューネクローシスは急速に組織が壊死していく
ビブリオ菌によるビブリオ感染症とされ、サンゴが急性白化現象に陥ってしまう飼育下での恐ろしい病気です
STN(Slow Tissue Necrosis)
スローティシューネクローシスは遅い組織の壊死
RTNとは異なり白化が途中で止まりまたその他の病気になるなど、一つの病気に結びつけるのは困難なものです(多数の原因があるそうです)
終わりに
今回の記事では私自身知っていながら詳しくは説明しづらい難しいものや、サンゴについての基礎知識をいかにわかりやすく伝えられれているかが課題でありました(・_・;)
そして今後追記したり修正したりとすることもあるだろうと思っております
また画像なども用意でき次第追加し、もっと下手なりにも読んでわかりやすいとか覚えやすいを重視してお送りしようと考えております
これからも起き海をよろしくお願いします
(・∀・)ノ˜