管理人です(・∀・)ノ♪
生体導入の前後が変わってしまいますが今回はこの記事執筆中に最も新しく入水させた魚、キイロサンゴハゼの紹介をさせていただきます
理由は記憶に新しい(;’▽’)動画も作ってみた、いち早くお届けしたかったというところでしょうか
ではまいります起き海スタートです
キイロサンゴハゼ
成魚になっても小さなお魚です(^-^)
かわいいね!幼魚みたい♪
わしが大きく見えるわい
キイロサンゴハゼとは
全身が綺麗な黄色をしており、名のごとくサンゴを住処とする大きくても4cmほどの魚です
サンゴ水槽にもよく映え、頭や口元の丸みが際立つマリンタンクをやられている方々にはポピュラーな種ですよね
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⇑Pixabay・Marcelo Katoさんより
学名:Gobiodon okinawae
英名:Okinawa goby
英名:Yellow clown goby
和名:キイロサンゴハゼ
スズキ目‐ハゼ亜目‐ハゼ科‐ハゼ亜科‐コバンハゼ属
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⇑写真AC・フランクさんより
学名や英名でOkinawaの名が付いてますね(*^^)
そう!沖縄の八重山群島で採取された魚の中に、当時新種であるこのキイロサンゴハゼが見いだされたんです
キイロサンゴハゼの生態
あの大きな海の中でこんな小さなキイロサンゴハゼは何を食べて生きているのでしょうか
海中では数え切れないほどのプランクトンが浮遊しています
キイロサンゴハゼはそんな浮遊しているプランクトンを主に食べて生活しているんですね
住んでいる場所はサンゴ礁のミドリイシ(*’▽’)きれいな水質条件が整った水域で暮らしていることがわかります
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じっと観察しているとわかるのですが、たまにサンゴのポリプをぱくっと口ではむ?そんな行動を見かけます
もしかしたら食べている(゚Д゚;)?そんなふうにさえ見えるのです
和歌山県以南~西部太平洋、グレートバリアリーフやインド洋付近まで広域におよび生息しており、水深2~10メートルに居着きアクロポラ(深場系ミドリイシ)の隙間で産卵などが多いそうですよ(*”▽”)
他の魚から身を守るため体表粘液に毒(ペプチド毒)を分泌することが知られています(・_・;)人には問題ありませんが、極端に狭い密閉空間(小さなビニール袋)で他の魚を混同させないようにしましょう
キイロサンゴハゼの選び方
基本の選び方は他の魚種と大差ありませんが
・元気かどうか…隅にじっとしていて動かない
・呼吸は荒くないか…小さいのでよく観察しましょう
・目を見る…白く濁ってないかどうか
・口を見る…傷やただれの有無
・鰭を見る…白い点の有無、ボロボロになっていないかどうか、透明な部分が白濁りしてないかどうか
・体表…白い点や白カビのようなものが付いてないか、赤く血がにじんでいるような箇所の有無、白透明な膜が被っているように見えるかどうか
・泳ぎ方…逆さになっていたり、ある方向に寄って泳いでいたり、水槽の壁にぶつかってばかりではないだろうか
・全体的に…痩せ細っていないかどうか
・エサを食べるか?…自分の飼育スタイルに合わせます
特に”痩せた個体を選ばない“というのはキイロサンゴハゼを見極めるうえでとても重要かもしれませんが(; ・`д・´)・・・今回選んだ基準で私が最優先したのは「人工飼料を食べてくれるかどうか」でした(もちろん痩せ以外は全てクリアの個体)
なぜならお店のサンゴ水槽へ入る予定のお魚なので、お店の方に難易度の高いエサやりを強いるわけにはいかなかったので(;´・ω・)食べる子がいなければ購入はやめようと思っていたのです
でも今回お迎えした子は果敢に人工飼料を追いかけていたんです!少し痩せてはいましたが元気の良さに一目惚れしました(´▽`*)♪
下の動画はトリートメント中に初めて人工飼料をあげた時のものです(^-^)是非ご覧になってください
他にペアで購入する時の注意があるのですが(そもそもペア売りはあるのかな?)喧嘩がかなり起こり得るそうなので、仲の良さも選ぶ条件ではあるのかなと
ちなみにキイロサンゴハゼも性別変わる種です(´▽`*)
RedSeaREEFER 170 ホワイトキャビネット(フランジ付き)
キイロサンゴハゼ飼育注意点
キイロサンゴハゼが飼育下において短命なのは、エサを十分に摂取することができず自身の抵抗力や免疫力を高められなかった末の餓死、もしくは発病なのではないかという見解が多いですが私もそうかなと考えています
もともとプランクトンを主食にしているお魚ですので、日に2回コペポーダ(ケンミジンコの仲間で動物性プランクトン)やブラインシュリンプ(属名であるアルテミアや商品名であったシーモンキーなどと呼ばれる動物性プランクトン)を定時にあげるとなるとなかなか難しいのではないでしょうか
キョーリン クリーンコペポーダ 50g 6枚 冷凍エサ 385円/枚 (60)
このエサ問題をクリアするとなると人工飼料に餌付かせるチャレンジは、とても有効な事ではないかと思っています(・∀・)オートフィーダー(自動給餌機)があれば時間通りにエサを与えることも可能ですからね
ただしずっと乾燥人工飼料というのは水分不足にもなりますので、たまにできる限りは冷凍のプランクトン飼料がおすすめですね( ^^)今のところは良い結果をだせております
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この注意事項では海水魚を安全に飼育出来る水槽を仮定としたお話になります
①エサの注意(上記の通りになります)
②他種を攻撃する性格が荒い魚や、フィッシュイーター(肉食魚)との混泳をしない
自分のテリトリー(縄張りや領域)に入ってくる魚を追いやるほど気の強い面を見せる種ですがやはり小さいですから、強気な魚やフィッシュイーターとの混泳は絶対に避けましょう
③水質を各種テスターで定期的に測定し、水質の安全に気をつけましょう
④以前は自然環境でミドリイシに住まう魚種なのでミドリイシのリーフタンクによく入れられていましたが、あまりにも寄り添うためミドリイシに負担をかけ弱体化させてしまうことがしばしば起こるそうなので注意が必要です
近年では他のサンゴ水槽を推奨しているそうですよ(´▽`*)
終わりに
私はキイロサンゴハゼを飼育し始めたばかりなので、長期飼育のことはとやかく言えないのが事実なんですね
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しかしながら購入からトリートメントや水合わせを経て、サンゴ水槽でカクレクマノミとの混泳を現段階では成功させております
ショップの方から「キイロサンゴハゼ自体は飼育の難しい種ではありませんよ」と後押しされ、かなり勇気付けていただきました
飼う以上は長期飼育できるように愛情をもって努力する!
いつもこの想いで購入するのですが今回は特に慎重になっています(;’∀’)もしかしたらそれが功を奏しているのかもしれませんね
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キイロサンゴハゼについては現在も飼育しているので、今後記述することもあろうかと思ってます(´▽`*)
では今回も起き海ありがとうございました